羽由来の言の葉

詩、随筆、日々のこと

坂の途中遠い道のりを

一人歩いている

道端の小さな花に目をとめながら

高く飛ぶ鳥には敵わないけど

いつか翼が欲しい

 

今もまだ思っている

掴めないものなどないって

今もまだ思っている

自分にも何かがあると

 

階段のフェンス越しに見える空を

懐かしいと感じた

優しい気持ちが蘇る

心まで奪われては

いけないと思った朝

 

心から欲しいもの

そんなに簡単ではないけれど

心から枯れそうになっても

それだけは守りたいもの

 

夕暮れに祈る君

つられてそばを離れない

まだわからないこの道を

一緒に歩いて行こう