羽由来の言の葉

詩、随筆、日々のこと

その先へ

使いたい言葉が

使えなくなって

指切りする手も

答えを持たなくて

焦ってつかんだ夢のかけらも

本物か偽物かわからなくて

 

明日を信じる勇気が

今私に少しでもあれば

そんなことを考えながら

時間はゆっくりと先へ

歩いて行く

 

つまづく事が悪くないんだと

そこから進まない自分に言う

明日は古い扉を閉めて

新しい扉に向かって立つ

 

空が溢れるほど泣いている

君は傘など持たないけれど

私を未来へと連れ出してくれる

だけど

 

明日が私にとって信じられる

そこまで辿り着ける道がある

今は何もないこの手にも

暖かいあなたの手の

温もりを

胸に

ただ

歩いてく

掴んでく

つながってく

そこに私の場所があると信じて