羽由来の言の葉

詩、随筆、日々のこと

リモート

いつのまにか

時が経つことが

こんなにも怖くなった

あなたと私が

離れている時間が

こんなに長くなると思わなかったから

 

あの日あの時

何もできなかった

何も言えなかった

言葉を

何度も

何度も

繰り返し

繰り返し

頭から離れない

 

昼間も夜も変わらない

時の中で

どうしたら、あなたに会うことができるのか

考える癖がついて

 

今日もモニターにうつる

あなたの言葉を行方を

探してしまう

少しでも話せたら

少しでも会えたら