夜明け前
年明け
コロナ
さみしんぼう
明日のことなど
知らないけれど
年明け
コロナ
夜明け前
あなたはなにをしていますか
寂しい夜にはモニターに映る
何かを探す
年明け
コロナ
動きだす
予感を心に
明日を待つ
いつか集える時を待つ
憂鬱の星
憂鬱が影を作る
だから
影ふみ
また明日
夕焼け雲の
空高く
憂鬱たちが
羽ばたけば
いそいそ月がやって来て
隣にそっと寄り添って
大好きなあなたが
そばに来たら
少し照れて
少し優しく
憂鬱の星が瞬いて
あなたも私も
忘れてる
憂鬱だとて
忘れてる
沈む
すべて
明日
ごめん
今日
たくさんの
言葉を
君に
あげたくて
心は
ここに
形ある
ものは
信じず
ただ
あなたを
ただ
心の奥に潜む
私の芯だけを
頼りに
今は少しだけ
夜の帳に沈む
真を見つめて
煌めきの瞬間
時間が明日を変えるって
わかってるって
あなたが
わたしが
世界が
うなずくと
一瞬で
次のステージへ
悲しい出来事が
明日に叫ぶことを
みんな見ている?
一
ニ
三
壊すのは一瞬だよ
向日葵が青空を眺めるように
海がアブクをはくように
囁く
声が
歌う
風の中の一瞬の煌めきが今
眩しい
リモート
いつのまにか
時が経つことが
こんなにも怖くなった
あなたと私が
離れている時間が
こんなに長くなると思わなかったから
あの日あの時
何もできなかった
何も言えなかった
言葉を
何度も
何度も
繰り返し
繰り返し
頭から離れない
昼間も夜も変わらない
時の中で
どうしたら、あなたに会うことができるのか
考える癖がついて
今日もモニターにうつる
あなたの言葉を行方を
探してしまう
少しでも話せたら
少しでも会えたら
少し違う世界
大きな波が起きて
この世界が闇に包まれて
どうしようもないと絶望しても
明日は絶え間ないスピードでやってくる
見つけたい 理解したいと
求め続けるけど
答えは目に見えない
孤独の中
心が締め付けられて
叫んでも聞こえないけど
今のこの暗闇さえ
味方につけて行くよ
変わっていく
つながって行く
全てがありのままで
受け止めて行く先に
答えがあると信じて
これまで全く違うものと
思っていたものが、
今つながる
これまで全く役に立たないと思っていたものが
今違うかたちでそばにある
そんなひとつひとつが
きっと勇気に変わる日まで
いままでとは
少し違う世界で
ともに
少し違う世界で
さあ、始めよう
アイスクリーム
しゃべる
しゃべる
しゃべる
聞く
待つ
聞く
口もとについたアイスクリーム
溶けてなくなった
少ししゃべると君が嬉しそうに笑った
暑くて
眠れない夏の夜
また君とアイスクリームを
食べに行こうと思う