羽由来の言の葉

詩、随筆、日々のこと

煌めきの瞬間

時間が明日を変えるって

わかってるって

あなたが

わたしが

世界が

うなずくと

一瞬で

次のステージへ

 

悲しい出来事が

明日に叫ぶことを

みんな見ている?

壊すのは一瞬だよ

 

向日葵が青空を眺めるように

海がアブクをはくように

囁く

声が

歌う

風の中の一瞬の煌めきが今

眩しい

 

 

リモート

いつのまにか

時が経つことが

こんなにも怖くなった

あなたと私が

離れている時間が

こんなに長くなると思わなかったから

 

あの日あの時

何もできなかった

何も言えなかった

言葉を

何度も

何度も

繰り返し

繰り返し

頭から離れない

 

昼間も夜も変わらない

時の中で

どうしたら、あなたに会うことができるのか

考える癖がついて

 

今日もモニターにうつる

あなたの言葉を行方を

探してしまう

少しでも話せたら

少しでも会えたら

少し違う世界

大きな波が起きて

この世界が闇に包まれて

どうしようもないと絶望しても

明日は絶え間ないスピードでやってくる

 

見つけたい 理解したいと

求め続けるけど

答えは目に見えない

孤独の中

 

心が締め付けられて

叫んでも聞こえないけど

今のこの暗闇さえ

味方につけて行くよ

 

変わっていく

つながって行く

全てがありのままで

受け止めて行く先に

答えがあると信じて

 

これまで全く違うものと

思っていたものが、

今つながる

これまで全く役に立たないと思っていたものが

今違うかたちでそばにある

そんなひとつひとつが

きっと勇気に変わる日まで

 

いままでとは

少し違う世界で

ともに

少し違う世界で

さあ、始めよう

 

アイスクリーム

しゃべる

しゃべる

しゃべる

聞く

待つ

聞く

口もとについたアイスクリーム

溶けてなくなった

少ししゃべると君が嬉しそうに笑った

 

暑くて

眠れない夏の夜

また君とアイスクリームを

食べに行こうと思う